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kusobaes

アメージングスパイダーマン2

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ボクにとってのスパイダーマンはサム・ライミの三部作で完結していました。
初めて映像で動くスパイダーマンを観た時の衝撃と興奮は今でも覚えています。
ちょうど息子も映画を観て理解出来る歳になっていたこともあり、親子そろって
夢中になったものです。
しかし、今回のアメージングスパイダーマンシリーズはサム・ライミ版スパイダーマン
の焼き直しという事で正直興味はありませんでした。
まったく別もののストーリーならともかく、原作がある上での映画化ですから
大きくストーリーを変える訳にも行かず、かといってスターウォーズのようにエピソードを引き継いで作る訳でもなく監督の解釈の違い、リヴートと言う事なのでしょう。
日本での豊臣秀吉物の本で『太閤記』『新太閤記』『○○版太閤記』などと作者が
変わって作られるようなものなのでしょう。
観た人達の感想を聞いても口を揃えてよい感想は聞けれませんでした。
なので最初に書いたようにボクの中では終わった物語でした。
そんなボクがじゃあ、なぜ観に行ったんだと思われるでしょうが、はっきり言って
ボクにも分かりません。(苦笑)
少し思い当たる所と言えば、wowowをボーッと見ていたらたまたま前作のアメージングスパイダーマンが放送されていて見た事も原因のひとつでしょう。
その時に、みんなが言う程つまらないとは思わなかった事もひとつ。
ヒロイン役のエマ・ストーンを気に入ってしまった事もひとつ。
観に行った時がGW真っ最中でやけっぱちになっていた事もひとつ。
観ようと思っていたネイチャーが時間の都合で観れなかった事がひとつ。
など、しょうもない理由が積み重なってみる事になりました。
観た感想ですが、そこそこには楽しめます。アクションシーンもニューヨークの
街を飛び回るシーンも良かったと思います。
ただいただけない所は、前作にも共通して言える事なのですが敵キャラがカッコ良くない。この辺のセンスはなんなのでしょう?
この辺のヒーローものはヒーロー自身がカッコいいのも当然なのですが、敵キャラは
主人公と同様かもしくは主人公以上にカッコ良くないとダメだと思うのです。
世の中には結構な数の悪役ファンがいるのですから、そこら辺を抑えていないと
ダメなんじゃないかと思うわけです。
スターウォーズにはダース・ベーダーにダース・モール。
ガンダムにはザクにドムにグフ。
半沢直樹には大和田常務(笑)などなど、しっかりとした敵キャラがいないと物語が締まりません。
その辺が分かってか分からずか、ひとつの物語に連動性の無い敵キャラを3体も放り込んでは、締まら無いどころかとっちらかってしまって面白い話も台無しになってしまいます。
これならば評判の悪かった前作の方が敵キャラは一人だったので、そういう意味では
スッキリとした出来になっていたように思います。
アクションを観る上では映画館でぜひ観て欲しい作品ですが高いお金を出して行くべきかと言えばDVDでも良いような非常に悩ましい作品でした。
ボク的にはLAギャングストーリーで観てからのファンのエマ・ストーンを大きなスクリーンで観れただけで良しとします。
しかしLAギャングストーリーもボク的には期待はずれの作品だったな〜。
エマ・ストーンついてないね〜。

by   matu


by kusobaes | 2014-05-13 16:27 | 映画の話